SNSを利用したログイン認証についてまとめました。
Webサービス・スマフォアプリを作る際に、SNSログイン認証は欠かせません。
では、どのSNSをカバーすれば良いのか? サービス・アプリ制作者であれば1度は悩む内容ですよね。
弊社ではどのSNSをカバーすれば良いか独自で調査しました。あくまで弊社の見解なので参考程度に。
結論からお伝えすると
- SNSをしていない人向けに、メールでのログイン認証は必須
- 国内向けサービスでは、Line、Facebook、Yahoo!のSNSログイン認証は必須
- 優先順位は、①Line、②Facebook、③Yahoo!、④Twitter、⑤Instagram、⑥Google+
- 海外向けサービスでは、Facebook、Google+、Twitter、Yahoo!のSNSログイン認証は必須(※1)
※1・・・ただしインドネシア、韓国、シンガポール、ベトナム等をターゲットにする際は,
LINEは入れた方が良いです。理由は弊社作成のアプリランキングサイト(http://appjoujou.com/)を見て下さい。各国のアプリ普及度が分かります。
では、先の理由について説明します。
SNSログイン認証で連携できるサービスって何がある?
連携可能なSNSは、日本国内では以下のSNSが行えます。
Line、Facebook、Twitter、Instagram、Google+、Yahoo!、Amazon、Mixi
世界も考慮すると以下もあります。
LinkedIn、PayPal
SNSと言っても、Amazon、Yahoo!、PayPalなども含まれます。これはECサイトがあるからです。
海外向けのサービスではどのSNSを選択すれば良い?
『GIGYA 2015年4月~6月のデータ』 を見てみましょう。
SNSシェアはFacebook 66%、Google+ 20%、Twitter 6%、Yahoo! 4%となっています。
Facebookに関しては2014年1月から順調に増加。(Instagramが存在しない理由は、恐らくですが、GIGYAのサービスに無いないのか、Facebookに組み込まれているかのどちらかだと思います。)
よって、Facebook、Google+、Twitter、Yahoo!を実装しておけば、大丈夫だといえるでしょう。
国内向けのサービスではどのSNSを選択すれば良い?
世界のデータは先に述べていますが、GIGYA独自の集計データなのでLine等は含まれていません。 よって、国内のSNS利用普及率を見て判断します。
データ元は、『ICT総研 2016年度 SNS利用動向に関する調査』 です。
SNS利用普及率は、LINE 72.1%、Twitter 40.8%、Facebook 36.1%、Instagram 22.1%、Google+ 11.4%となっています。LINE、Facebookは必ず入れましょう。TwitterユーザはLINEユーザに含まれていそうなので、優先順位は少し下げます。
Instagram、Lineの満足度がかなり高いようです。何処かのサイトで見ましたが、Instagramは若者を中心に爆発的に広まっているようです。という事でInstagramも入れたい所ですが、LINEユーザに含まれていそうなので、優先順位を少し下げます。
(株)フィードフォースが公開している『ソーシャルプラスのデータ』も見てみます。
このデータを見る限り、Yahoo!も入れた方が良いでしょう。
結論:
国内向けサービスでは、Line、Facebook、Yahoo!のSNSログイン認証は必須。可能であれば、Twitter、Instagramも入れたい所。優先順位は、①Line、②Facebook、③Yahoo!、④Twitter、⑤Instagram、⑥Google+ 。サービスのターゲット層によるが、10代~30代を狙うのであればLINE、Twitter、Instagram の3つは入れたい所。Google+を入れるか分かれる所だが、余程の事がない限り入れなくても良い。推測だが、先の3つのSNSを利用していないユーザは、Google+アカウントも持っていないと思うので。
SNSを行っていない人はどうやってログインすれば良い?
こちらは、最初に少し述べていますが、メールログイン認証を作り込む必要があります。
SNSログインだけに限定してしまうと、SNS未利用者はログイン出来なくなりますので。
素早くSNSログイン認証サービスを組み込むには?
最後の方で伝えるのも何ですが、手っ取り早くサービスを組み込みたいのであれば月額5万円~ で以下のsnsログインサービスが利用可能です。
それにしても高額すぎですね。。。 弊社だったら1つあたり5万円ぐらいでSNSログイン実装を行い、その後は月額10,000円でAPI仕様変更等のメンテ対応も行うのに..(とさりげなく営業w よければブログ見たので実装したい言語とSNSをおっしゃってくれたら実装致します。)
サイトにある情報をそのまま鵜呑みにすると勘違いする!?
以下のサイトは、述べている内容は間違いではないのですが、何も考えずに記事を読んでしまうと勘違いしてしまいます。最初は私も勘違いしていました(汗
2社の集計データ内に、日本No1のSNS勢力を誇るLineがありません。あくまで、GYAOや(株)フィードフォースの2社が提供しているSNSログインサービスの集計データになります。勘違いされないようご注意ください!
- 国内ソーシャルログイン利用率はYahoo! JAPAN IDが56.5%でシェアNo.1!ソーシャルログイン利用者の6割がモバイルユーザーという結果に。
- The Landscape of Customer Identity: Facebook Dominates, Payment Providers on the Rise
- ソーシャルログイン利用率、Facebookの寡占化が進む一方で、日本ではヤフーが独走
- 国内ソーシャルログイン利用率 Yahoo! IDが56%のシェア!海外とは違う結果に!
- ECサイトのソーシャルログイン利用率、1位は「Yahoo!JAPAN ID」に[フィードフォース調査]
- 知っておくと得する!ソーシャルログインのメリットとデメリット
という事で、最後にまとめをもう1度見てみます。
- SNSをしていない人向けに、メールでのログイン認証は必須
- 国内向けサービスでは、Line、Facebook、Yahoo!のSNSログイン認証は必須
- 優先順位は、①Line、②Facebook、③Yahoo!、④Twitter、⑤Instagram、⑥Google+
- 海外向けサービスでは、Facebook、Google+、Twitter、Yahoo!のSNSログイン認証は必須(※1)
こちらの結論は、あくまで弊社の見解です。ご指摘などがある際は、お問合せフォームよりご連絡頂けると助かります。
それでは、次回は各ログイン認証方法について述べます。
サンプルソースはPHPです。言語部分については各自実装する言語に置き換えて処理を行って下さい。
最後まで見て下さりありがとうございました<(_ _)>